『名探偵コナン』に登場する諸伏影光は警視庁公安部に所属する警察官で、黒の組織でスコッチというコートネームを与えられていました。しかし、黒の組織に潜入していることがバレそうになり、自らの命を絶つという選択をします。
しかし、諸伏影光は生きているのではないかという可能性はあるのでしょうか。
そこで今回は、諸伏影光が生きている可能性はあるのか、死因についても調査します。
【名探偵コナン】諸伏影光が生きている可能性はある?
諸伏影光はバーボンこと安室透の親友で、松田陣平、伊達航、荻原研二と警察学校の同期で、長野県警の諸伏高明の弟にあたる人物です。そんな諸伏影光は黒の組織に潜入中に命を落としてしまい、単行本では90巻、アニメでは866話から867話で亡くなってしまったことが描かれています。
では、なぜファンの間で諸伏影光は生きている可能性があるとされているのでしょうか。
決定的なシーンの曖昧さ
諸伏影光が生きていると考えられている理由は、命を経った際の描写が曖昧になっているからです。
安室透は諸伏影光の元に向かっている最中に拳銃の発砲音を聞き、急いで駆けつけます。すると、そこには倒れている諸伏影光の傍にFBI捜査官でライのコードネームが与えられていた赤井秀一が立っていました。
状況を考えると、諸伏影光がなくなったと考えられますが、目の前で拳銃が発射されたシーンは安室透も読者も目にしていません。このことから、実は諸伏影光は生きていると考えられているようです。
過去の事例
『名探偵コナン』では、亡くなったと思われていた人物が生きているというケースがいくつもあります。主人公である工藤新一は毒薬を飲まされますが、体が幼児化し、江戸川コナンとして生きています。宮野志保こと灰原哀も同様の理由で生きていますし、赤井秀一は江戸川コナンの作戦と阿笠博士が開発した血のり入りのニット帽を使い、窮地を脱しました。
こういった事例があることから、諸伏影光も何かしらのトリックを使って生きているのではないかと考えられているようです。
赤井秀一の存在
諸伏影光の死には、『名探偵コナン』の中でもトップクラスの頭脳と狙撃技術、戦闘力を誇る赤井秀一が大きく関わっています。赤井秀一は黒の組織から要注意人物だとされており、憎んでいるはずの安室透も能力を高く評価しています。
また、赤井秀一は諸伏影光が使った拳銃を回収しており、何か細工がしてあった可能性もなくはありません。
さらに、赤井秀一は巧妙な手を使って自身の死を偽装していたことがあるため、諸伏影光も生きているのではないかと考えられています。
墓参りが行なわれていない
『名探偵コナン』では安室透を除く、諸伏影光、松田陣平、伊達航、萩原研二は事件や事故などによって亡くなってしまっています。そのため、原作やアニメ、2022年に公開された『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』では伊達航や萩原研二のお墓参りをするシーンが描かれていました。松田陣平のお墓参りなどのシーンはありませんが、爆発によって亡くなってしまっていることは確定です。
しかし、亡くなっている中のメンバーで諸伏影光は亡くなっているシーンが曖昧で、お墓参りもないことから生きているのではないかと考えられています。
兄・高明の発言
諸伏影光の兄・諸伏高明の「弟は警察官を辞めていない」という発言があったことから、生きていることを示唆しているのではないかとされています。
この発言があったのは、かつての友人であった群馬県警の警部・山村ミサオが諸伏高明に対して諸伏影光がどうしているのかを質問したときに言ったセリフです。
たしかに、意味深な発言であり、作中でも上位の頭脳を持つ諸伏高明のセリフだったので何かありそうですが、詳しくは知らないためそう言った可能性もあります。
ミスリードの可能性
『名探偵コナン』の作者である青山剛昌先生も諸伏影光が亡くなっていることを明言しており、公式の設定でもそうなっています。しかし、諸伏影光の死は赤井秀一と安室透の関係に大きな影響を与えているので、今後のストーリー展開にも関係してくることが予想されます。
そのため、馬鹿正直に生きていると青山剛昌先生が発言する訳にもいかないですし、ミステリー性が高い『名探偵コナン』であるため諸伏影光の生存説が浮上しているようです。『名探偵コナン』のこれまでの展開を考えても、可能性としてはあり得るのではないでしょうか。
【名探偵コナン】諸伏影光の死因も調査!因縁の理由も
諸伏影光は自らの命を絶ってしまいましたが、死因は何だったのでしょうか。
また、諸伏影光はなぜそのような行動を取ったのかも気になりますね。
また、諸伏影光の死を巡り、安室透が一方的に赤井秀一を憎んでいる訳ですが、なぜそのようになってしまったのでしょうか。
それでは、諸伏影光の死因や安室透と赤井秀一の因縁の理由を詳しくみていきましょう。
スマホごと心臓を拳銃で撃ち抜く
赤井秀一は裏切り者を粛正したかのように拳銃で撃ったように見せかけていますが、実際は諸伏影光本人が自身の心臓に向けて引き金を引きました。このような事態になってしまったのは、黒の組織に正体がバレたと思った諸伏影光が自殺を図ろうとしますが、それを阻止しようとしたのが赤井秀一です。赤井秀一は諸伏影光を逃がそうとしますが、近づいてくる安室透の足音を聞き、拳銃を撃ちます。
諸伏影光が頭ではなく、心臓を撃ったのは胸ポケットにあるスマホを破壊し、情報が漏れないようにするためでもありました。
赤井秀一を評価しているから
赤井秀一と安室透の因縁に諸伏影光の死が関わっているのはたしかです。しかし、安室透も赤井秀一が拳銃を撃ったのではなく、諸伏影光が自らの命を絶ったことを瞬時に見抜いています。ただ、安室透は赤井秀一であれば、諸伏影光が命を絶つ前に止められたと考えており、それに対して敵対心を持っているようです。
しかし、赤井秀一は諸伏影光が引き金を引いたのは、近づいてくる安室透の足音が他の組織のメンバーであると勘違いしてしまったことを知っているので、自分が撃ったように誤魔化し、多くを語っていません。
まとめ
今回は諸伏影光が生きている可能性はあるのか、死因についても調査しました。
これまでの『名探偵コナン』の展開を考えると、諸伏影光が生きている可能性がありますが、現時点ではそういったことが分かる描写は描かれてはいません。
ただ、諸伏影光は安室透にとっても大きな存在でもあり、優秀な捜査官なので再登場することもあるのではないでしょうか。