『極主夫道』はおおのこうすけ先生によって描かれている作品で、2018年2月23日から連載が始まりました。『極主夫道』は2020年にドラマ化、2021年にNetflixでアニメ化されているほどの人気がある作品ですが、なぜドラマがひどいと言われているのでしょうか。
そこで今回、『極主夫道』の作者が死亡したって本当なのか、ドラマがひどいと言われる理由を調査します。
極主夫道の作者が死亡したって本当?
『極主夫道』の作者・おおのこうすけ先生が死亡したという噂が流れていますが、2025年8月現在、そのような事実はありません。その証拠に、『極主夫道』は連載が続いており、これまでに15巻まで発売されています。
では、なぜ『極主夫道』の作者が死亡したという噂が出ているのでしょうか。
人違いが理由?
『極主夫道』の作者が死亡したという噂は、人違いが関係していると思われます。
噂の発端は、2018年5月24日に亡くなってしまった土山しげる先生の『極道めし』という作品が関係しているようです。
おおのこうすけ先生と土山しげる先生の作品には、同じ『極道』というワードが使われており、タイトルが似ていることから勘違いが生まれてしまったと思われます。
ただ、『極主夫道』と『極道めし』はタイトルが似ていますが、内容などは異なる作品になっていました。
ドラマのマイナスな評価
『極主夫道』の作者が死亡したという噂には、実写ドラマの評価が影響していると言われています。人気作品である『極主夫道』は玉木宏さんや川口春奈さんなどの豪華キャストでドラマが制作されましたが、前評判ほど上手くはいかず、マイナス評価を受けてしまいました。
そのため、SNSには「極主夫道が終わった」などといった意見が投稿され、そこから作者であるおおのこうすけ先生の死亡説に繋がってしまったようです。
サジェストワード
『極主夫道』について検索をしようとすると、サジェストワードで「作者 死亡」と表示されることがあり、このことが噂に大きな影響を与えているのではないでしょうか。
サジェストワードは一定以上の人が入力したことが候補として表示されるようになっており、事実ではないことも上位になっていれば、出てしまうようになっています。
また、サジェストワードで表示されたことがSNSでも話題になり、拡散されてしまったことで作者の死亡説が流れてしまったのではないでしょうか。
極主夫道のドラマがひどいと言われる理由は?
『極主夫道』は極道×専業主夫という対極にあると思われる要素が組み合わさった作品で、コメディ色が強く、原作は根強い人気がありました。これまでになかった作品が豪華キャストで制作されるということで期待されましたが、なぜ『極主夫道』のドラマはひどいと言われてしまっているのでしょうか。
PVのせいでハードルが上がった!?
2019年12月27日、『極主夫道』のドラマ版のPVが公開されました。その際に、ナレーションを務めていたのはイケボで知られている津田健次郎さんで、ファンからはキャラクター像にピッタリと高く評価されていました。
しかし、『極主夫道』のドラマで主演を務めたのは玉木宏さんで、ビジュアルこそ似ていましたが、声に津田健次郎さんほどの深みなどがなく、PVの出来が良すぎたことでハードルが高くなってしまったので、評価が低くなっているのではないでしょうか。
娘がいる
『極主夫道』の原作は、主人公・龍と奥さんである美玖には子供はおらず、2人だけで暮らしているという設定でした。しかし、『極主夫道』のドラマではひまわりという娘さんが登場しており、美玖が学生時代に交際していた人との間にできた子供という設定になっています。
『極主夫道』はコメディ色が強い作品で、夫婦間や家族間の絆などがそれほどフューチャーされていませんでした。そのため、わざわざ龍と美玖の間に子供がいるという設定を追加する必要はなかったのではないでしょうか。
アパートから家
『極主夫道』は元ヤクザである龍が凄腕の専業主夫になっているという設定で、裕福ではないが楽しく暮らしているという感じがありました。そのため、龍と美玖はこぢんまりとしたアパートに2人で暮らしていたのですが、なぜか『極主夫道』ドラマ版では一軒家に住んでいるという設定に変更されています。
この変更の理由は明らかになっていませんが、龍と美玖、ひまわりの3人でアパートに暮らすのは狭いと考えた結果、一軒家になったのではないでしょうか。
キャラクター像の崩壊
『極主夫道』のドラマがひどいと言われてしまっているのは、各キャラクターのイメージが原作と異なっているからではないでしょうか。
まず、龍の奥さんである美玖ですが、原作では料理はできないが常識もあってしっかりしているという印象がありました。しかし、ドラマでは常識人という印象はなかったと感じる人も多かったようです。
また、龍の舎弟である雅も原作ではぐうたらでだらしないけどどこか憎めないという性格に設定されていました。しかし、ドラマ版では人のプライベートにズカズカと入る無神経な人という印象があったようです。
展開の少なさ
『極主夫道』は基本的に1話完結型で、何か重大な事件が起きたり、トラブルが発生するようなことはない作品です。そのため、放送前から原作ファンの間では、ストーリー展開に無理があるのではないかと囁かれていました。
そして、原作ファンの不安が的中し、『極主夫道』のドラマのストーリー展開は、龍を軸に周囲が勘違いし、騒ぎになるというワンパターンになっています。10話放送された中で、ほとんどがこの勘違いからの展開だったため、ワンパターンということでひどいと言われてしまっているのではないでしょうか。
オリジナルキャラクターの多さ
どのドラマでもオリジナルキャラクターが登場することはあります。しかし、『極主夫道』のドラマ版ではオリジナルキャラクターが多すぎて本来の世界観を壊してしまったとも感じられ、それがマイナス評価になっているのではないでしょうか。
上記でも挙げたように龍と美玖の間にいるひまわりもオリジナルキャラクターですし、ドラマ内で登場する行きつけのカフェの店長である遠野誠や大前ゆかりも原作にはいません。
オリジナルキャラクターは人によって反応が異なるので、難しい部分ではないでしょうか。
まとめ
今回は『極主夫道』の作者が死亡したって本当なのか、ドラマがひどいと言われる理由を調査しました。
『極主夫道』の作者が死亡したという噂は人違いが大きく関係していると考えられますが、現在も作品は連載中なので事実ではありません。
『極主夫道』はドラマ版で評価を落としてしまいましたが、原作やアニメは高評価なので気になる人はチェックしてみましょう。