名探偵コナンでは黒の組織のメンバーに関わる話がアニメや映画でもありますが、その度に話題になるのが組織のメンバーであるベルモットがコナンを守る理由です。ベルモットはコナンが追う黒の組織でありながら、窮地に立ったコナンを救う場面が何度かあります。そこで今回はベルモットの正体やコナンを守る理由について解説していきたいと思います。
ベルモットがコナンを守る理由は?
ベルモットが名探偵コナンで初めて登場するのは、「黒の組織との再会」で女優のクリスとして登場します。その後コナンになる前に新一が蘭とNYに行った際に、助けた通り魔がベルモットだったことが明かされます。自分を助けた理由について聞いた際に新一が、「人が人を殺す動機なんて知ったこっちゃねーが、人が人を助ける理由に論理的な思考は存在しねーだろ?」と答えます。ベルモットがコナンを守る理由は、この出来事が理由といえます。
コナンをシルバーブレットと呼ばれる
名探偵コナンにおいて黒の組織を壊滅させる可能性がある人物のことを「シルバーブレット」と読んでいます。ベルモットはコナンのことをシルバーブレットと呼んでおり、組織を壊滅に導く存在になると考えているようです。FBIで黒の組織に潜入していた赤井秀一もシルバーブレットと呼んでいるようですが、ベルモットは赤井秀一よりもコナンに期待しているように思います。
コナンの母親の親友
ベルモットは昔黒羽盗一から変装術を学んでおり、その時に女優のシャロンとしてコナンの母親である有希子と出会い親友になります。ベルモットがコナンを守る理由として親友の息子でもあることもあげられています。「ミステリートレイン編」では有希子とベルモットが談笑する場面や、ベルモットが有希子に拳銃を向けている場面もあります。有希子に対してこれ以上関わらないように警告する場面は、大切に思っているからこそのように思います。
ベルモットの正体
ベルモットは「千の顔を持つ魔女」という異名を持っており、黒の組織が潜入する際にはベルモットが主に関わっています。組織のボスに気に入られているため組織内でも比較的自由に行動していることが多く、他のメンバーからは反感を買ってもいます。ベルモットはコナンの正体や灰原哀の正体も把握していますが、黒の組織に伝えることはせずコナンを守っています。
表の世界では女優として活動
ベルモットはシャロンとして女優活動を行っていましたが、架空の娘としてクリス・ヴィンヤードとして変装し活動を続けています。実際にはシャロンもクリスも本来の姿ではないと推測されており、いまだに正体については謎が多いキャラクターです。変装術を活かし任務に必要な役割を果たしながら表の世界では女優として活動しています。
ベルモットの真の目的
ベルモットがコナンを守る理由の中に黒の組織を内側から崩壊させようとしている可能性が高いといわれています。コナンをベルモットは何度も守る行動をとっており、工藤新一の生存を組織に報告していないだけでなく周りの人物たちも守っている場面もあります。黒の組織にいるにも関わらず、快く思っていないような描写も描かれているため復讐心があるように感じられます。作品の中でも黒の組織には報告せずに自身だけで動いている姿もよく見られます。
まとめ
今回は名探偵コナンの中でもファンの多いベルモットがコナンを守る理由について解説していきました。ベルモットは黒の組織でありながら度々コナンや周りの危険を守るような行動をとっており、正体についても初期の頃から登場していますがいまだに謎の多いキャラクターです。今後黒の組織に対する謎が明らかになる時にはベルモットの謎も明らかになるのではないでしょうか。