週刊少年サンデーで連載されている『名探偵コナン』は、1994年からスタートし、単行本は100巻を越えている人気長編作品となっています。
名探偵コナンの最終的な敵は幼児化させる薬を作らせていた黒の組織ですが、黒幕の最有力は誰なのでしょうか。
そこで今回は、名探偵コナンの黒幕最有力は誰なのか、烏丸蓮耶は誰に化けているのかについて調査します。
【コナン】黒幕の最有力は誰?
名探偵コナンの黒幕に関してはこれまでに様々な名前が挙げられており、多くの読者の注目を集めていました。そして、これまでにSNSやファンの間では江戸川コナンと同じ小学生であり、少年探偵団のメンバーでもある円谷光彦ではないかという説や様々なアイテムを開発してくれている阿笠博士ではないかという意見も挙げられています。
しかし、『名探偵コナン』FILE1008の回で黒幕として烏丸蓮耶であることが明らかになりました。では、名探偵コナンで黒幕の最有力とされる烏丸蓮耶とはどのような人物なのでしょうか。
半世紀前に亡くなっている大富豪
『名探偵コナン』黒幕の最有力とされている烏丸蓮耶が初めて登場したのは、単行本30巻に収録されている「黄昏の館」でした。単行本30巻で烏丸蓮耶は半世紀前に99歳という年齢で亡くなった大富豪だと説明されています。ただ、烏丸蓮耶が亡くなった理由などは明確に説明されておらず、その資金力は作中に登場する鈴木財閥や大岡家をも凌ぐとも言われているようです。
その証拠に、烏丸蓮耶が建てたとされる超巨大な豪邸は全て金でできており、その価値は計り知れません。
素顔は不明
名探偵コナンで黒幕の最有力である烏丸蓮耶は姿形は登場したことがありますが、素顔については描かれていません。名探偵コナンで登場する犯人のように顔などが黒くなっていて、素顔は出てきていない唯一のキャラクターとなっています。
ただ、烏丸蓮耶には様々な特徴があり、首の辺りまで伸びた長い髪と烏のくちばしをイメージさせるような形の鼻、右手には杖、左肩には烏を載せている姿で登場していました。また、黄昏の館にあった食器や家具などには烏をあしらったシンボルが刻まれています。
アナグラムから判明
17年前に起きた資産家であるアマンダ・ヒューズと羽田浩司の殺害事件の遺留品から、ASACAとRUMという人物が深く関与していたのではないかと考えていました。実際に、ASACAと黒の組織No.2であるコードネム・ラムが事件に関わっていたわけですが、2つの名前を入れ替えるとCARASUMAとなることが判明し、黒幕として烏丸蓮耶の名前が浮上したわけです。
ちなみに、作中で最も高い推理力を持つとされる工藤優作が「日本で最も危険な人物」と表現していました。
【コナン】烏丸蓮耶は誰に化けている?
名探偵コナンの黒幕最有力としてされている烏丸蓮耶は誰かに化けていると考えられています。烏丸蓮耶は現在の足取りなどが一切明かされておらず、黒の組織No.2であるラムでさえ、その姿を確認できていないことが描かれていました。そうなると、名探偵コナンのこれまでの流れなどを踏まえると、烏丸蓮耶が誰かに化けていると考えるのが普通の流れではないでしょうか。
名探偵コナンでは別人になりすますことが珍しくないので、可能性は高いと思われます。それでは、烏丸蓮耶は誰に化けているのかみていきましょう。
阿笠博士
名探偵コナンファンの間では、長年黒幕として阿笠博士の名前が挙げられていました。阿笠博士の名前の由来は、カクテルのアーント・アガサであるとされており、このことが烏丸蓮耶が化けているのではないかという説に影響を与えているようです。
烏丸蓮耶がボスだとされている黒の組織は、正規メンバーのコードネームがお酒に関連することが多いため、阿笠博士も関係しているのではないかとされてしまったようですね。
また、阿笠博士の類い希な技術力も理由になっているようですが、青山剛昌先生によって否定されています。
円谷光彦
烏丸蓮耶が化けているのは、江戸川コナンの同級生である円谷光彦ではないかとされています。円谷光彦は小学生でありながら、少年探偵団の中でも郡を抜いて頭が良く、豊富な知識を持ち、大人びた印象があります。高校生である工藤新一が幼児化した江戸川コナンに匹敵する知識量を持っていることからAPTX4869を飲んだ烏丸蓮耶が化けているのはないかと考えられていますが、青山剛昌先生によって否定されていました。
このことから、円谷光彦に化けているという説は完全になくなっています。
ジェイムズ・ブラック
烏丸蓮耶が化けている人物として、FBIのメンバーで赤井秀一やジョディ・スターリングなどの上司であるジェイムズ・ブラックの名前も挙げられていました。
ジェイムズ・ブラックに烏丸蓮耶が化けているとされる理由は、組織のイメージカラーを連想させる名前であることが大きな影響を与えているようです。実際に、江戸川コナンもジェイムズ・ブラックの名前が『シャーロック・ホームズ』の宿敵であるジェイムズ・モリアーティを連想させるということから黒の組織ではないかと疑っていたことがありました。
赤ん坊
『名探偵コナン』FILE1126とFILE1128で黒塗りとなっている赤ん坊が登場しました。この赤ん坊と一緒に登場していた老婆は、事件に一切関係していないのに登場しており、かなり印象的なキャラクターとして読者の記憶に刻まれています。
これまでに黒塗りで登場してきたキャラクターは犯人を除くと烏丸蓮耶だけであり、APTX4869で幼児化したことから若返って赤ん坊になっているのではないかという説も浮上してきています。
老人のまま
烏丸蓮耶は誰にも変装せずに、そのままの姿でいるという説があります。名探偵コナンの過去のシーンに、黒塗り状態となっている2人の老人が登場したことがありました。1人目は呼吸器を装着していて、2人目は長い髭で鷹と思われる鳥を飼っている老人です。
どちらもミステリアスかつ警察や江戸川コナンに対して発言をしているシーンがあり、烏丸蓮耶と同じ老人であることからどちらかが黒幕なのではないかと考えられているようですね。ただ、現時点では2人の老人が誰なのかは明らかになっていません。
まとめ
今回は『名探偵コナン』黒幕の最有力は誰なのか、烏丸蓮耶は誰に化けているのかについて調査しました。
名探偵コナンの黒幕最有力が烏丸蓮耶である可能性は高いと思われますが、現在の様子やどういった風な活動を行なっているのかは明らかになっていません。
ただ、徐々に正体に迫っていることは間違いないと思われるので、引き続き『名探偵コナン』に注目していきましょう。